レフ・トルストイ:死の恐怖は、解決されない生の矛盾の意識にすぎない。

良薬は口に苦く、出る杭は打たれる習ひ。

人間はひとくきの葦にすぎない。自然の中で最も弱いものである。だが、それは考える葦である。

48歳より前に悲観主義者になる者は物事を知りすぎ、 48歳を越えてもなお楽観主義者である者は物事を知らなすぎる

青年は老人を阿呆だというが、 老人も青年を阿呆だと思っている。

人は、自然の悪を知ることを学んで死を軽蔑し、 社会の悪を知ることを学んで生を軽蔑する。

人の心を暴き出すような格言に対して非難が集中するのは、自分の姿がそこに暴き出されるのが怖ろしいからなのだ。

女は異国の土地である。 どんな若い頃移住したとしても、男はついにその習慣、その政治、 その言葉を理解しないだろう。

学問のある人間が大勢集まってあらゆる機械や薬品を考え出したが、 いまだに女性が原因で起こる病気の薬を考え出そうとした学者はいない。