はかなさがなければ、美しいものはない。 美と死、歓喜と無常とは、互いに求め合い、制約し合っている。
無心さ、純粋さ、素直さなどは人の心を打つ。 その力は、こざかしい知恵をはるかに凌駕する。
学問とは相違を発見することに没頭することにほかならない。 学問とは識別の術である。
禍はいつも幸福の仮面をかぶって待っている。
人間とは一日中に何百遍も菩薩となり悪魔となり、たえまなく変化している。
人と人との応接は、要するに鏡のようなものである。 驕慢は驕慢を映し、謙遜は謙遜を映す。 人の無礼に怒るのは、自分の反映へ怒っているようなものといえよう。
およそ「自分ほど苦労した者はありません」などと自ら云える人の苦労と称するものなどは、十中の十までが、ほんとの苦労であったためしはない。
真実は、すべての人が自由になるまで誰も自由にはなれないということ。
悪魔は絵に描かれているほど黒くない。
ヘイト。 それは世界中でさまざまな問題を引き起こしてきた。 しかし、問題を解決したことは一度としてない。
皇帝と大臣は「愚民政策」をとるし、人民にもまた「愚君政策」がある。
わたしは笑わない人間を信用しません。
平和というものは人間の世界には存在しない。 しいて平和と呼ばれているのは戦争の終わった直後、またはまだ戦争の始まらない時をいうにすぎない。
他人の歯や眼を傷つけながら、報復に反対し、寛容を主張する、そういう人間には絶対に近づくな。
むかし景気のよかったものは復古を主張し、いま景気のよいものは現状維持を主張し、まだ景気のよくないものは革新を主張する。
幸せが何から成っているのか探し続けている人は、決して幸せになれない。 人生の意味を見出そうとしている人は、決して生きているとはいえない。
自分で盗賊だと名乗るものは用心する必要がない。 裏をかえせば善人だから。 自分で正人君子だと名乗るものは用心しなければならぬ。 裏をかえせば盗賊だから。
あなたと世の中との戦いなら、世の中のほうに賭けなさい。
本当につらい人生よ。 美しくなければ男性は冷たいし、美人なら女性が冷たいわ。
女性が話しかけてきたときは、彼女の目が発する言葉に耳を傾けることだ。