明治から昭和を駆け抜けた社会活動家、賀川豊彦(1888-1960)。彼は単なる牧師や著作家に留まらず、労働組合員、経済学者、政治家として、貧困や社会の不条理に立ち向かいました。その生涯は、弱き人々に寄り添い、より良い社会を築くための情熱に満ちていました。多岐にわたる顔を持つ彼の言葉には、現代社会にも響く深い洞察が隠されています。混迷の時代を生き抜いた彼の思想に触れれば、きっと新たな発見があるでしょう。
子供は食う権利がある。子供は遊ぶ権利がある。 子供は寝る権利がある。子供は叱られる権利がある。…… ところが本当に子供を叱る人が少なくて、怒る人が多いのである。