19世紀イギリスに輝く多才な思想家、ジョン・スチュアート・ミル(1806-1873)。哲学者、経済学者、政治家として、その影響は現代社会にまで及びます。個人の自由を力強く擁護した『自由論』は、時代を超えて読み継がれる名著。また、女性参政権を訴えた先駆的な平等主義者としても知られ、その先進的な視点は多くの人々に勇気を与えました。彼の言葉は、今なお私たちに「真の自由とは何か」「公正な社会とは何か」を問いかけます。その普遍的な思想の源泉に触れてみませんか?
個人の自由もつぎの点では制限されねばならない。 つまりかれは外の人達にたいして厄介なものになってはいけない。
人間の自由を奪うものは、悪法よりも暴君よりも、実に社会の習慣である。