アウグスト・フォン・コッツェブー:「貧困は恥ではない」というのは、すべての人間が口にしながら、 誰一人、心では納得していない諺である。

一切の書かれたもののうち、 私はただその人がその血をもって書いたものだけを愛する。

芸術は使命は、自然を模倣することではなくて、自然を表現することである。

議論は知識のやりとり、口論は無知のやりとり

人間は毅然として現実の運命に耐えていくべきだ。 そこには一切の真理が潜んでいる。

男どもは結婚を神聖だなどという。 それこそ神をも人をもあざむく台詞というものだ。 そしていつでも、その台詞の迷惑をこうむるのは、 純潔無垢な、理想の女性とでも言うべき乙女なのだ。

我々はみな真理のために闘っている。 だから孤独なのだ。 寂しいのだ。しかし、だから強くなれるのだ。

恋は炎であると同時に光でなければならない。

つまらないことに熱情を感じてよく記憶していること、 これが女の一番の特徴である。 数年前の友達と交わした世間話の中に出てきたこまごましたくだらないことを その気になればいつでも正確に話せるのである。 しかもやりきれないことに、女はいつでもその気になるのである。

女の推量は、男の確信よりもずっと確かである。