死はありとあらゆる悲哀の週末なり。
人生は山登りのようなものさ。 登っている間は人は頂上を見ている。 そして自分を幸せと感じるが、上に着いたが最後、たちまち下りが見える。 終わりが、死である終わりが、見える。
墓は、運命の嵐を防ぐ最良の砦である。
人間は毅然として現実の運命に耐えていくべきだ。 そこには一切の真理が潜んでいる。
金持ちは世界の隅々にまで従兄弟やおばさんをもっている。 貧乏人が持っている親戚は不幸だけだ。
金持ちの快楽は貧乏人の泪をもって購われている。
貧乏人の写真が新聞に出るのは、犯罪を犯したときに限られる。
幸福――他人の不幸を眺める事から生ずる快適な感覚。
男どもは結婚を神聖だなどという。 それこそ神をも人をもあざむく台詞というものだ。 そしていつでも、その台詞の迷惑をこうむるのは、 純潔無垢な、理想の女性とでも言うべき乙女なのだ。
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