さよならをいうのは、少し死ぬことだ。
他人のパンの味がいかに塩辛く、他人の家の階段の上がり下がりがいかにつらいことか、あなたにも分かるであろう。
本当につらい人生よ。 美しくなければ男性は冷たいし、美人なら女性が冷たいわ。
人生で最も悲しいことの一つは、人は覚えているということです。
大きな悲しみには勇気をもって立ち向かい、小さな悲しみには忍耐をもって立ち向かえ。 苦労して一日の仕事を終えたら安らかに眠れ。 あとは神が守ってくださる。
ギムレットには早すぎる。
ぼくは、あの星のなかの一つに住むんだ。 その一つの星のなかで笑うんだ。 だから、きみが夜、空をながめたら、星がみんな笑ってるように見えるだろう。
絶望のなかにも焼けつくように強烈な快感があるものだ。 ことに自分の進退きわまったみじめな境遇を痛切に意識するときなどはなおさらである。
苦しむこともまた才能の一つである。
存在していたものすべては、永遠に生き続ける。
わざわざ人の嫌がるようなことを云ったり、したりするんです。 そうでもしなければ僕の存在を人に認めさせる事が出来ないんです。 僕は無能です。 仕方がないからせめて人に嫌われてでもみようと思うのです。
涙で目が洗えるほどたくさん泣いた女は、視野が広くなるの。
失恋して痩せることができるのなら、何回でも失恋したいわ。
孤独と寂しさは違うし、独りで暮らしている人は、その両方を親しく知るようになるのよ。
人間のプライドの究極の立脚点は、あれにも、これにも死ぬほど苦しんだ事があります、と言い切れる自覚ではないか。
弱虫は、幸福をさえおそれるものです。 綿で怪我するんです。 幸福に傷つけられる事もあるんです。
君のような秀才にはわかるまいが、「自分の生きていることが、人に迷惑をかける。僕は余計者だ」という意識ほどつらい思いは世の中に無い。
人間は、しばしば希望にあざむかれるが、しかし、また、「絶望」という観念にも同様にあざむかれる事がある。
人間三百六十五日、何の心配も無い日が、一日、いや半日あったら、それは仕合せな人間です。
澄んだ眼の底にある 深い憂いのわかる人間になろう 重い悲しみの見える眼を持とう