私を静かにさせておいてくれ。 私が静かにそっとしておれるものなら、いますぐにでも、全世界をだって、 タダの一文で売り渡したいくらいものだ。
不運な時に幸福な時代を思い出すことほど辛いものはない。
僕は自分がなぜ生きていなければならないのか、 それが全然わからないのです。
恋わずらいの人は、ある種の病人のように自分自身が医者になる。 苦悩の原因をなした相手から癒してもらえることはないのだから、 結局は、その苦悩の中に薬を見出すのである。
恋は罪悪ですよ。
人生とは、 病人の一人一人が寝台を変えたいという欲望に取り憑かれている一個の病院である。
人生はただ歩き回る影法師、哀れな役者だ。 出場の時だけ舞台の上で、見栄をきったりわめいたり、 そしてあとは消えてなくなる。
大多数の人間は、静かな絶望の生活を送っている。
短く笑って、長く泣く。それが恋の習いだ。
絶えず警戒しつづけることの必要が、 ついには恋しあう人達を疲労させてしまう。
恋の喜びは一瞬しか続かない。恋の悲しみは一生続く。
女は男より簡単に泣く。 しかも自分を泣かせたことについて男より長く覚えている。
私は暴力に対して一つの武器しか持っていなかった。それは暴力だ。
残念なことに、私達は愛するものと戦わなければならない。 恋においても、母親としても。
孤独はこの世で一番恐ろしい苦しみだ。 どんなに激しい恐怖も、みんながいっしょなら絶えれるが、 孤独は死に等しい。
みずから苦しむか、もしくは他人を苦しませるか。 そのいずれかなしに恋愛というものは存在しない。
孤独は厚い外套である。 しかし、心はその下で凍えている。
死はありとあらゆる悲哀の週末なり。
私の疲れた心よ。生きるということはなんと困難なことだろうか。
人生は山登りのようなものさ。 登っている間は人は頂上を見ている。 そして自分を幸せと感じるが、上に着いたが最後、たちまち下りが見える。 終わりが、死である終わりが、見える。