鳥の血に悲しめど、魚の血に悲しまず。声あるものは幸いなり。
傷ついたのは、生きたからである。
一緒に泣いた時に、 はじめてお互いがどんなに愛し合っているのかが分かるものだ。
かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう
恋は罪悪ですよ。
どんな幸運な人間でも、一度は死にたいほど悲しくてつらいことがある。
財布が軽ければ心は重い。
孤独の寂しさが人間の心を静かに燃やしてくれる。
恋愛は幸福を殺し、幸福は恋愛を殺す。
恋わずらいの人は、ある種の病人のように自分自身が医者になる。 苦悩の原因をなした相手から癒してもらえることはないのだから、 結局は、その苦悩の中に薬を見出すのである。
ねえやさしい恋人よ私の惨めな運命をさすっておくれ
人生とは、 病人の一人一人が寝台を変えたいという欲望に取り憑かれている一個の病院である。
愛は迷想の子、幻滅の親。愛は寂しさの慰め、そして愛は死に対する唯一の良妻。
愛されないのは悲しい。しかし、愛することができないというのはもっと悲しい。
死ぬことはなんでもないが、 この世と別れるのが僕には辛い。
我々はときおり、 悪夢から目覚めた瞬間に自らを祝福することがある。 我々はおそらく、死んだその瞬間をみずから祝福することであろう。
恋をすることは苦しむことだ。 苦しみたくないなら、恋をしてはいけない。 でもそうすると、恋をしていないことでまた苦しむことになる。
ああ、金、金! この金のためにどれほど多くの悲しいことがこの世に起こることであろうか!
人生はただ歩き回る影法師、哀れな役者だ。 出場の時だけ舞台の上で、見栄をきったりわめいたり、 そしてあとは消えてなくなる。
恋の味を痛烈に味わいたいならば、 それは片思いか失恋する以外にないだろう。