イングランド王国が生んだ不世出の劇作家・詩人、ウィリアム・シェイクスピア(1564-1616)。彼のペンから生み出された言葉は、人間の心の奥底に潜む喜び、悲しみ、愛、憎しみといった普遍的な感情を、時に雄弁に、時に繊細に描き出しました。時代や国境を越え、今なお世界中の舞台で息づく彼の作品群は、私たち自身の人生や社会の真実を問いかけます。その珠玉の名言の数々には、きっとあなたの魂を揺さぶる、色褪せない輝きが宿っていることでしょう。
ほどほどに愛しなさい。長続きする恋はそういう恋だよ。
世の中には福も禍もない。ただ考え方でどうにでもなるのだ。
「今が最悪の状態」と言える間は、 まだ最悪の状態ではない。
今年死ぬ者は、来年は死なずに済む。
友情は多くは見せかけであり、恋は多くの愚かさにすぎない。
生きるべきか死ぬべきか。それが疑問だ。
金は借りてもならず、貸してもならない。 貸せば金を失うし、友も失う。 借りれば倹約が馬鹿らしくなる。
臆病者は本当に死ぬまでに幾度も死ぬが、 勇者は一度しか死を経験しない。
あまりしつこくつきまとわれる愛は、ときに面倒になる。 それでもありがたいとは思うがね。
本を読んでも、物語や歴史に聞くところからでも、 真実の恋は滑らかに運んだためしがない。
神は、我々を人間にするために、何らかの欠点を与える。
過去と未来は最高によく思える。 現在の事柄は最高に悪い。
誠の恋をするものは、みな一目で恋をする。
君、時というものは、 それぞれの人間によって、 それぞれの速さで走るものなのだよ。
われわれの人生は織り糸で織られているが、良い糸も悪い糸も混じっている。
世の中には幸福も不幸もない。ただ、考え方でどうにでもなるのだ。
恋は目で見ず、心で見るのだわ。
友情は不変といってよいが色と恋が絡めば話は別になる。
人生はただ歩き回る影法師、哀れな役者だ。 出場の時だけ舞台の上で、見栄をきったりわめいたり、 そしてあとは消えてなくなる。
生きるべきか、死すべきか。それが疑問だ。