ラ・ロシュフーコーは、恋人たちが退屈しない理由を、常に「自分たちのこと」を話題にする自己への飽くなき関心に見出す。愛とは、相手を通して自分自身を映し出し、その輝きに酔いしれる営みであると喝破する。この箴言は、ロマンティックな感情の奥底に潜む人間心理の真実を、時に冷徹なまでに暴き出す。愛の甘美さの裏に隠された、自己愛という名の原動力を示唆し、その本質を深く問いかける、珠玉の洞察である。
フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー
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