人生は山登りのようなものさ。 登っている間は人は頂上を見ている。 そして自分を幸せと感じるが、上に着いたが最後、たちまち下りが見える。 終わりが、死である終わりが、見える。
金を持っている人間は、 貧乏人がそのはかない運命を訴えることを聞くのが大嫌いである。
金持ちの快楽は貧乏人の泪をもって購われている。
貧乏人の写真が新聞に出るのは、犯罪を犯したときに限られる。
男どもは結婚を神聖だなどという。 それこそ神をも人をもあざむく台詞というものだ。 そしていつでも、その台詞の迷惑をこうむるのは、 純潔無垢な、理想の女性とでも言うべき乙女なのだ。
学問のある人間が大勢集まってあらゆる機械や薬品を考え出したが、 いまだに女性が原因で起こる病気の薬を考え出そうとした学者はいない。
他人の悲劇は、常にうんざりするほど月並みである。
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