「真実」を追い求め、言葉の力で時代を切り開いたアメリカのジャーナリスト、バーナード・ショー(1940-2022)。彼は単なる報道者にとどまらず、テレビ司会者としてその鋭い洞察と揺るぎない信念を視聴者に届けました。激動の20世紀後半から21世紀初頭を駆け抜け、彼の紡いだ言葉は、今なお私たちの心に深く響きます。その知性と情熱に満ちたメッセージに触れてみませんか。
人が虎を殺そうとする場合には、人はそれをスポーツだといい、 虎が人を殺そうとする場合には、人はそれを獰猛だという。 罪悪と正義の区別も、まあそんなものだ。
生は全ての人間を水平化するが、 死は傑出した人をあらわにする。
できるだけ早く結婚することは女のビジネスであり、 できるだけ結婚しないでいることは男のビジネスである。
女の喜びは男のプライドを傷つけることである。
初恋とは少しばかりの愚かさとありあまる好奇心のことだ。
恋のことなら、どんなにロマンチックでもいいんです。
私にとっては人生には美もなければロマンスもありません。 人生あるがままのものです。 そうして私は人生をあるがままに受け入れるつもりです。
こいつが最初三十分ばかりの幸福なら、 財布をはたいてでも買ってやるところだよ。 だがね、生涯つづく幸福!これには到底耐えられないね。 この世の地獄だ。
結婚をしばしば宝くじにたとえるが、それは誤りだ。 宝くじなら当たることもあるのだから。
A「あなたが一番影響を受けた本はなんですか」 B「銀行の預金通帳だよ」
人生には二つの悲劇がある。 一つは心の願いが達せられないこと。 もう一つはそれが達せられること。
結婚するやつは馬鹿だ。しないやつは――もっと馬鹿だ。
離婚は事実において結婚の破壊ではない。 むしろ、結婚を維持する第一条件である。