
全部忘れてもいい。必死に学んだ経験だけが、君の未来を輝かせる本物の砂金になる。
学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。 けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。 これだ。 これが貴いのだ。 勉強しなければいかん。
太宰治
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この名言について
- 意味の要約
知識を忘れた後に心に残る「自分自身のあり方」こそが、学びの真の価値であるという教え。
- 背景・意図
私たちは「覚えること」を勉強だと思いがちですが、太宰治は、知識そのものよりも「学ぼうとした過程」に目を向けています。<br>必死に考え、悩み、向き合った時間は、たとえ具体的な内容を忘れてしまっても、私たちの血肉となり、人格という「砂金」として心に積み重なっていきます。<br>何かに打ち込んだ経験が、目に見えない自信や、物事を見極める確かな目へと変わっていく。この言葉が響くのは、結果だけでなく、もがいた時間そのものを肯定してくれる優しさがあるからではないでしょうか。
- 現代での活かし方
「せっかく勉強したのに忘れてしまった」と自分を責めそうになった時、この言葉を思い出してみてください。<br>仕事のスキルや読んだ本の内容をすべて覚えていなくても、それに向き合った誠実さは、あなたの中にちゃんと残っています。<br>効率や成果ばかりが求められる現代だからこそ、すぐに役立たないように見えることにも、心を込めて取り組んでみませんか。その積み重ねが、いつかあなたを支える「砂金」となって、内側から輝かせてくれるはずですよ。
- 起源作品内での発言
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