永六輔:人間は愛しているか､愛されているか、どっちかでないと辛いね｡

我々は命あるものを、 使い古したら捨ててしまう靴や身の回りの品のように扱うべきではない。

愛はしばしば結婚の果実である。

夜の静けさのなかで、わたしは千の人々の喝采より、 愛する人からの一言、二言が欲しくなるわ。

過ぎ去った恋の思い出は、 それが強く記憶にとどまっている時には、 恋をしていた時にも劣らず魂を奪うものである。

あなたと一緒に歩く時は、 ぼくはいつもボタンに花をつけているような感じがします。

財産も地位も、愛にくらべたら塵芥のようなものだ。

愛し愛されるということは、 両側から太陽を浴びるようなものだ。

最初のキスを笑いながら交わして、いざ別れるとなっても、 しんみりとやさしい話をして別れるのが、一番安全でいい。

人が天から心を授かっているのは、人を愛するためである。

二人のうちどちらかがいるところには、いつも二人ともいるんだよ。