もしある人が自分の不幸な出来事について話したら、 そこにはなにか楽しんでいるものがあると思って差し支えない。 なぜならば、本当にみじめさだけしかないとしたら、 その人はそんなことを口にしないだろうから。
人生は山登りのようなものさ。 登っている間は人は頂上を見ている。 そして自分を幸せと感じるが、上に着いたが最後、たちまち下りが見える。 終わりが、死である終わりが、見える。
金を持っている人間は、 貧乏人がそのはかない運命を訴えることを聞くのが大嫌いである。
議論は知識のやりとり、口論は無知のやりとり
金持ちの快楽は貧乏人の泪をもって購われている。
貧乏人の写真が新聞に出るのは、犯罪を犯したときに限られる。
「貧困は恥ではない」というのは、すべての人間が口にしながら、 誰一人、心では納得していない諺である。
幸福――他人の不幸を眺める事から生ずる快適な感覚。
コメント (0)
コメントはまだありません
この名言についての最初のコメントを投稿しましょう。