「西郷隆盛」「策略は日常的にすることではない。
はかりごとをめぐらしてやったことは、あとから見ると善くないことがはっきりしていて、必ず後悔するものである。
ただ戦争において策略は必要なことであるが、日常的にはかりご...」の画像
小細工は必ずバレる。誠実な生き方こそが最強だ。

策略は日常的にすることではない。 はかりごとをめぐらしてやったことは、あとから見ると善くないことがはっきりしていて、必ず後悔するものである。 ただ戦争において策略は必要なことであるが、日常的にはかりごとをやっていると、いざ戦いということになったとき、同じことはできないだろう。 蜀漢の丞相であった諸葛孔明は、日頃策略を用いなかったから、戦いのときに思いもよらないはかりごとを行うことができたのだ。 私はかつて東京を引き揚げたとき、弟(従道)に対して、私はこれまで少しもはかりごとをやったことがないから、跡は少しも濁ることはないだろう。 それだけはよく見ておくようにと言いおいたことがある。

西郷隆盛

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この名言について

  • 意味の要約

    日常の誠実さが、真の力を生む生き方。

  • 背景・意図

    私たちは日々の生活の中で、つい近道を探したり、少しでも有利に進めようと「はかりごと」を巡らせてしまうことがありますね。しかし、西郷隆盛は、そうした日常的な策略が、結局は後悔につながると深く見抜いていました。表面的な駆け引きは、一時的な利益をもたらすかもしれませんが、やがて人との信頼関係を損ね、自分自身の心にも濁りをもたらしてしまうものです。 諸葛孔明の例が示すように、日頃から誠実に、偽りなく生きることで、本当に困難な状況に直面した時、誰も思いつかないような本質的な知恵や力が湧き出てくる。この言葉は、小手先の技術ではなく、人間としての根本的なあり方が、最終的に大きな力となることを教えてくれます。偽りのない生き方こそが、自分自身を強くし、周囲からの揺るぎない信頼を築くという、普遍的な真理が込められているのです。

  • 現代での活かし方

    仕事で、人間関係で、あるいは何か大切な決断を迫られた時、つい「どうすれば一番得をするか」「どうすればうまく立ち回れるか」と、策略を巡らせてしまいそうになることはありませんか。そんな時、この言葉をそっと思い出してみてください。 「本当にこれでいいのかな?」「後で後悔しないかな?」と、一度立ち止まって自問自答する時間を持つこと。誠実な選択は、一見遠回りに見えても、長い目で見れば最も確かな道です。それは周囲からの信頼を育み、何よりもあなた自身の心を清々しく保ってくれます。迷いや焦りを感じた時、この言葉があなたの心の羅針盤となり、穏やかな気持ちで正しい方向へ進む手助けをしてくれるでしょう。

  • 起源
    歴史上の発言

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