
思想さえしっかりしていれば技術開発そのものはそう難しいものではない。 技術はあくまでも末端のことであり、思想こそが技術を生む母体だ。
本田宗一郎
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この名言について
- 意味の要約
目的や信念が、具体的な方法を生み出すという教え。
- 背景・意図
この言葉は、私たちが何かを成し遂げようとするとき、つい「どうすればいいか」という手段ばかりに目が行きがちなことへの気づきを与えてくれます。 本田宗一郎は、どんなに優れた技術も、その根底にある「こんなものを作りたい」「こんな世の中にしたい」という強い思いや哲学がなければ、ただの道具に過ぎないと考えていました。 大切なのは、その技術を使って何をしたいのか、どんな価値を生み出したいのかという「思想」の部分。 この「思想」がしっかりしていれば、たとえ今は技術が足りなくても、それを実現するための新しい方法や工夫が自然と生まれてくる。 私たちの心の中にある「こうしたい」という純粋な願いこそが、あらゆる創造の源なのだと、この言葉は教えてくれるのです。
- 現代での活かし方
例えば、仕事で新しい企画を考える時、つい「どうやったらうまくいくか」という方法論ばかりに頭を悩ませてしまうことはありませんか? そんな時、この言葉を思い出してみてください。 「そもそも、この企画で何を成し遂げたいんだっけ?」「誰を笑顔にしたいんだっけ?」と、一度立ち止まって、心の奥にある「思い」や「目的」に目を向けてみる。 すると、不思議と新しいアイデアが湧いてきたり、今までのやり方にとらわれない、もっと良い方法が見つかるかもしれません。 技術やスキルは後からついてくるもの。大切なのは、あなたの「こうしたい」という純粋な気持ちなのです。
- 起源歴史上の発言
出典
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