フランス王国が生んだ稀代の知性、ベルナール・フォントネル。彼は宗教学者として神の道を問い、哲学者として思索を深め、同時に天文学者として宇宙の神秘を解き明かそうとしました。風刺作家として社会の矛盾を鋭く突き、劇作家や詩人として言葉の芸術を追求。さらには数学者、弁護士、リブレット作家と、その肩書きは枚挙にいとまがありません。一つの分野に留まらない飽くなき探求心は、彼が残した言葉の数々に宿るはず。この多面的な天才の思想に触れずにはいられないでしょう。
幸福の最も大きな障害は、過大な幸福を期待する事である。