科学と文学、二つの世界を自在に行き来した知の巨人、寺田寅彦。日本の物理学者として深遠な真理を探究する傍ら、随筆家、俳人として豊かな感性で言葉を紡ぎました。大学教員、ジャーナリスト、映画評論家と多岐にわたる顔を持ち、自然現象から日常の出来事まで、鋭い観察眼と深い洞察力でその本質を解き明かそうとした人物です。彼の言葉には、現代にも通じる普遍的な知恵と問いかけが息づいています。
頭のいい人は恋が出来ない。恋は盲目だから。