勝つことばかり知りて、負くること知らざれば、害その身に至る。
いつも前に出ることがよい。 そして戦のときでも先駆けるのだ。
敵の逃げ道を作っておいてから攻めよ。
一歩一歩、着実に積み重ねていけば、予想以上の結果が得られる。
戦は六、七分の勝ちを十分とする。
戦わずして勝ちを得るのは、良将の成すところである。
平氏を亡ぼす者は平氏なり。 鎌倉を亡ぼす者は鎌倉なり。
負けまじき軍に負け、亡ぶまじき家の亡ぶるを、人みな天命と言う。 それがしに於いては天命とは思はず、みな仕様の悪しきが故と思うなり。
決断は、実のところそんなに難しいことではない。 難しいのはその前の熟慮である。
恃(たの)むところにある者は、恃むもののために滅びる。
戦いでは強い者が勝つ。 辛抱の強い者が。
もう一押しこそ慎重になれ。
得意絶頂のときこそ隙ができることを知れ。
攻撃を一点に集約せよ、無駄な事はするな。
およそ勝負は時の運によるもので、計画して勝てるものではない。 功名は武士の本意とはいっても、そのあり方によるものだ。 いまその方の功名は軽率な動きである。 一方の大将となろうとする者は、そのような功名を願ってはならぬ。 身の危ういのをかえりみないのは、それほど手柄と言うことはできない。 今後はこの心を忘れるな。
この黄金の輝きも 茶の一服に勝るものかな
機先を制するというが、機先に遅れる後の先というものがある。 相撲取りを見てもただちにわかる。
断じて投機的な事業を企つるなかれ。
一たび着手せし事業は必ず成功せしめざるべからず。
およそ事業をするには、まず人に与えることが必要である。 それは、必ず大きな利益をもたらすからである。