どんな男でも、ある女性を自分のものにしようとするときは、 その人が自分の愛に最もふさわしい女性であり、 自分がこんなに夢中になるのももっともなことだと思いこんでいるのである。 そして、それが迷いであったと気づくのは、 あとになって別の女を愛するようになったときである。
君の人生に女が入ってくる。 素晴らしいことだ。出ていってくれたらもっと幸福なのに。
芸術でも技術でも、いい仕事をするには、 女のことが分かってないとダメなんじゃないかな。
子供は食う権利がある。子供は遊ぶ権利がある。 子供は寝る権利がある。子供は叱られる権利がある。…… ところが本当に子供を叱る人が少なくて、怒る人が多いのである。
落ち込むのと失望は違うんよ。 だって、落ち込んでても夢や愛は信じとるもん。
性本能なしにはいかなる恋愛も存在しない。 恋愛はあたかも帆船が風を利用するように、この粗野な力を利用する。
もしクレオパトラの鼻がもっと低かったなら、 世界史の表情は変わっていただろう。 人間のむなしさを知ろうとするなら、 恋愛の原因と結果とをよく眺めるがよい。
恋をした後のもっとも大きな幸福は、自分の愛を告白することである。
一人の男だけ見つめている女と 一人の男からいつも目をそらす女は、 結局似たようなものである。
恋愛とは二人で愚かになることだ。
恋愛とは美しい少女に出会い、 そしてその少女が鱈のように見えるのに気がつくまでの中間にある 甘美な休憩時間です。
大恋愛の経験のある者は友情を重んじない。
女性が最も激しく愛するのは往々にして最初の愛人であるが、 女性が最も上手に愛するのは常に最後の愛人である。
恋をする男は自分の能力以上に愛されたいと願ってる人間である。 それが彼を滑稽に見せる理由である。
若い女は美しい。しかし、老いた女はもっと美しい。
月にむかって、 『そこにとどまれ!』などという者があろうか。 若い女の心にむかって 『一人を愛して心変わりせぬことだ』などという者があろうか。