恋をして恋を失った方が、 一度も恋をしなかったよりマシである。
人はその生涯の40年間で本文を著述し、 これにつづく30年間において、前者についての注釈を付加する。
勉強する事は自分の無知を徐々に発見していく事である。
私達はいわば二回この世に生まれる。 一回目は存在するために、二回目は生きるために。
人は幸運の時は偉大に見えるかもしれないが、 真に向上するのは不運の時である。
いくら長生きしても、最初の二十年こそ人生の一番長い半分だ。
人が恋をしはじめた時は、生きはじめたばかりのときである。
自愛、自識、自制、 この三者だけが人生を導いて高貴な力に至らしめるものである。