あなたがたのなかにはいつでも貧しい者がいるだろう。 というのは、いつでも富める者がいるからなのだ。 富める者、すなわち、所有よりも権力のほうを求める貪欲で冷酷な者が。
新聞・雑誌は嘘の巣窟だ。そして読者の大半は、その嘘にまるめこまれる可能性がある。
誰もが幸福についてしゃべる。 しかしそれを知っている人はほとんどいない。
よい女房をもらおうと思ったら、ダンスの輪の中から選ばずに、 畑で働いている女性の中から選ばなくてはならない。
孤独とは、港を離れ、海を漂うような寂しさではない。 本当の自己を知り、この美しい地球上に存在している間に、 自分たちが何をしようとしているのか、 どこに向かおうとしているのを知るためのよい機会なのだ。
酒飲みは自分では節酒していると思っているように、 青年たちはみずからを利口だと思いがちだ。
不幸な人間は、 いつも自分が不幸であるということを自慢しているものです。
女も凡庸な作家も、自画自賛するほどには世間から賞賛されない。
自分の言ったことを決して取り消さない人は、真理よりおのれを愛する人間である。
真理を尊重するならば、腹背に受難を予期すべし。
諸君が自分自身に対して関心を持つのと同じように、 他人が自分に関心を持っているとは期待するな。
これが男というものです。計画だけはみんな悪者ですが、 そのくせ実行となると、弱気になって、それを誠実だというのです。
幸福はまず何より健康のなかにある。
このところずっと、私は生き方を学んでいるつもりだったが、 最初からずっと、死に方を学んでいたのだ。
人生は山登りのようなものさ。 登っている間は人は頂上を見ている。 そして自分を幸せと感じるが、上に着いたが最後、たちまち下りが見える。 終わりが、死である終わりが、見える。
人間はあらゆるものを発明することが出来る。 ただし幸福になる術を除いては。
結婚は多くの苦痛を持つが、独身生活は喜びを持たない。
金を持っている人間は、 貧乏人がそのはかない運命を訴えることを聞くのが大嫌いである。
芸術は使命は、自然を模倣することではなくて、自然を表現することである。
あらゆる人智の中で結婚に関する知識が一番遅れている。