禍福は糾える縄の如し。
彼女たちが私たちを愛しているとき、 彼女たちが愛しているのは本当は私たちではない。 しかし、ある朝、彼女たちがもはや愛さなくなるのは、 確かに私たちである。
老人はあらゆる事を信じる。 中年はあらゆる事を疑う。 青年はあらゆる事を知っている。
恋愛は戦争のようなものである。 始めるのは容易だが、やめるのは困難である。
最も急進的な革命家も、ひとたび革命が起こるや、たちまち保守主義者に化けてしまう
花に嵐のたとえもあるさ。さよならだけが人生だ
時代を変えよう言うのはすべてをあきらめた人が言う言葉なんよ。 自分ががんばれば、時代は自然と変わるんじゃねえの?
青年は教えられることより刺激されることを欲するものである。
人はいつだって、いろいろなものにさよならを言わなければならない。
知は力なり。
少女の恋は詩なり。年増の恋は哲学なり。
充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない。
「いまの若い者は」などと、口はばたきことを申すまじ 実年者は、今どきの若い者などということを絶対に言うな。 なぜなら、われわれ実年者が若かった時に同じことを言われたはずだ。 今どきの若者は全くしょうがない、年長者に対して礼儀を知らぬ、 道で会っても挨拶もしない、いったい日本はどうなるのだ、などと言われたものだ。 その若者が、こうして年を取ったまでだ。 だから、実年者は若者が何をしたか、などと言うな。 何ができるか、とその可能性を発見してやってくれ。
友人は服のようなものだ。 すり切れないうちに捨てねばならぬ。 さもないと、向こうがこちらを捨てる。
ずいぶん敵を持ったけど、 妻よ、お前のようなやつははじめてだ。
人生とは、 病人の一人一人が寝台を変えたいという欲望に取り憑かれている一個の病院である。
大文字ばかりで印刷された書物は読みにくい。 日曜日ばかりの人生もそれと同じだ。
人の一生は曲がり角だらけだ。
山は動かざれども、海は常に動けり。 動かざるのは眠の如く、死の如し。しかも海は動けり。 常に動けり。これ不断の覚醒なり。不朽の自由なり。
僕ぐらい僕に似ていない者はいない。