個人の自由もつぎの点では制限されねばならない。 つまりかれは外の人達にたいして厄介なものになってはいけない。
全くの自由は必然的に頽廃(たいはい)を意味する。
世間一般の考えに従って生活することはごく易しい。 また、自分の事だけ考えて孤独の生活を送る事もごく易しい。 だが悟りを開いた人間とは、群集の真っ只中にありながらも、 自立の醍醐味を心ゆくまで味わうことのできる人間である。
分別を忘れないような恋は、そもそも恋ではない。
私を静かにさせておいてくれ。 私が静かにそっとしておれるものなら、いますぐにでも、全世界をだって、 タダの一文で売り渡したいくらいものだ。
私は私の意見を述べる。それがよい意見だからではなく、私自身の意見だからだ
人間の自由を奪うものは、悪法よりも暴君よりも、実に社会の習慣である。
人間の幸福は、決して神や仏が握っているものではない。 自分自身の中にそれを左右するカギがある。