「運」ってやつは、たえず変わる。 いま後頭部にがんと一撃くわせたかと思うと、 次の瞬間には砂糖をほおばらせてくれたりする。 問題はただ一つ、へこたれてしまわないことだ。
何故死を恐れるのか? ――人生で最も美しい冒険だから。
幸福であるという義務ほど、私達が低く評価している義務はない。
愚か者は、金を持って死んでいくために、貧乏で暮らす。
生きることは病であり、眠りはその緩和剤、死は根本治療。
人生は一歩一歩、死に向かっている。
死を恐れることは、自分が賢くもないのに賢いと思うことと同じである。
女子は月経に支配され、男子は月給に支配される。
友人の女房と寝てはいけないという。 しかし、それではいったい誰と寝ればいいのか。
友情は人生の酒である。
女は大きな危害は許すが、小さい侮辱は決して忘れない。
愛することと愛されること。 それより大きな幸福なんて、私は望みもしないし知りもしませんわ。
すべての悲劇というものは死によって終わり、 すべての人生劇は結婚をもって終わる。
恋をするとだれでも自分を欺くことから始まり、 他人を欺くことで終わるのがつねである。 これが世の、いわゆるロマンスである。
残念なことに、私達は愛するものと戦わなければならない。 恋においても、母親としても。
この世は一冊の美しい書物である。 しかしそれを読めない人間にとっては何の役にも立たない。
単独者として生まれ、群棲者として生活すること。 その矛盾の幅が私達の生の最初の幅である。
一日は短い単位の一生、一生は長い単位の一日。 一日を一生の如く真剣に生き、一生を一日の如く気楽に生きたい。
人は異郷に生まれてくる。 生きることは故郷を求めることだ。 考えることとは生きることだ。
女がいなかったら、男は神のように生きていくだろう。