朝夕の食事はうまからずとも褒めて食ふべし。 元来客の身に成れば好き嫌ひは申されまじ。
武士は馬を我が足と思い、弓鎗を左右の手と定め、敵を撃つ刃は己の心と考え、常に武道をたしなむ事が、本意の核心である。
指示を与える者には責任があり、指示を受ける者には義務がある。
構えあって構えなし。
理性に重きを置けば、頭脳が主人になる。 だが、感情が支配するようになれば、決定を下すのは感性で、理性のたち入るすきはなくなる。
何かを生み出す行動でなければ、行動とは言えない。
学習より創造である。 創造こそ生の本質なのだ。
ローマで二番になるより、村で一番になりたいものだ。
率先して死のうとする男を見つけ出すのは、忍耐をもって苦痛に耐えようとしている男を発見するより容易である。
初めの少しのゆがみが、あとには大きくゆがむものである。
我、神仏を尊びて、神仏を頼らず。
身を浅く思ひ、世を深く思ふ。
観見二つのこと、観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、近き所を遠く見ること、それが兵法の要である。
人のまねをせずに、その身に応じ、武器は自分の使いやすいものでなければならぬ。
一理に達すれば万法に通ず。
心、常に、道を離れず。
何れの道にも、別れを悲しまず。
空を道とし、道を空とみる。
一生の間、欲心を思わず。
猿・日吉丸・藤吉郎・秀吉・大閤、これも又皆がいやがるところでの我慢があったればこそ。