あたかも良く過ごした一日が、安らかな眠りをもたらすように、 良く生きられた一生は、安らかな死をもたらす。
友情と恋愛とは人生の幸福を生み出す。 ちょうど二つの唇が、魂を有頂天にするキスを生みだすように。
私たち一人一人が航海しているこの人生の広漠とした大洋の中で、 理性は羅針盤、情熱は疾風。
もし本当に死の精髄を見たければ、 生の実体に向けて心をいっぱいに開きなさい。 なぜなら、川と海が一体であるように、生と死は一体だからである。
愛せよ。人生においてよいものはそれのみである。
生きている兵士のほうが、死んだ皇帝よりずっと価値がある。
生きたいと思わねばならない。 そして死ぬことを知らねばならない。
僕が死を考えるのは、死ぬためじゃない。生きるためなんだ。
金を持たずに済ますことにも、金を儲けるのと同じくらいの苦労と価値がある。
我々は翼が欲しいという欲望を持っている。 にもかかわらず結局は空を飛ぶことはできない。 要するに、我々は幸せなのだ。 さもなければ、空気はやがて吸うに堪えなくなるに違いない。
結婚は鳥カゴのようなものだ。 カゴの外の鳥は餌箱をついばみたくて中へ入りたがり、 カゴの中の鳥は空を飛びたくて外へ出たがる。
生は全ての人間を水平化するが、 死は傑出した人をあらわにする。
私達の一切の悩みは、 私達が孤独で存在し得ないということから生まれてくる。
墓の下に眠っている人々を羨まなければならないとは、何という情けない時代だろう。
男というものは……家ではまったく邪魔になります!
王様であろうと百姓であろうと、 自分の家庭で平和を見出す者が一番幸福な人間である。