人生はそれを感ずる人間にとっては悲劇であり、考える人間にとっては喜劇である。
結婚の幸福は、まったく運次第ですもの。 お互いに気心がわかっていても、 前もって似ていても、そんなことで幸せが増すというわけのものじゃないわ。
我々が誕生を喜び、葬式を悲しむのは何故か? 我々がその当人でないからだ。
幸せとは欲しいものを得たり、なりたいものになったり、したいことをしたりするところから来るものではなく、 今得ているもの、今していることを、あなたが好きになるところから生まれる。
人間的に言えば死にもよいところがある。 老いに決着をつけねばならないからだ。
大多数の人間は、静かな絶望の生活を送っている。
死とは、私達に背を向けた、光のささない生の側面である。
墓場は、一番安上がりの宿屋である。
人は、いつか必ず死ぬということを思い知らなければ、 生きているということを実感することもできない