正しい友人というものは、あなたが間違っているときに味方してくれる者のこと。 正しいときには誰だって味方をしてくれるのだから。
名声は霧、人気は偶然の出来事。 この世でただ一つ確実なもの、それは忘却。
どんな女も男を欺くことができる。 もし彼女がそれを望み、彼が彼女に恋しているなら。
友人たちが「若く見えるよ」と誉めだしたら、あなたが年をとったしるしだ。
もし腹をすかせた犬を拾って不自由なく暮らせるようにしてやれば、噛んだりしないものだ。 これが犬と人間の根本的な違いである。
大衆とはすばらしく寛容だ。 天才以外のすべてを許す。
善人はこの世で多くの害をなす。 彼らがなす最大の害は、人びとを善人と悪人に分けてしまうことだ。
人生は複雑じゃない。 私たちの方が複雑だ。 人生はシンプルで、シンプルなことが正しいことなんだ。
女は男に欠点があるからこそ愛するのだ。 男に欠点が多ければ多いほど、女は何もかも許してくれる。 我々の知性さえもだ。
教育は結構なものである。 しかしいつも忘れてはならない。 知る価値のあるものは、すべて教えられないものだということを。
どんなに壁が正しくてどんなに卵がまちがっていても、私は卵の側に立ちます。
あなたはさっきから、乙姫の居所を前方にばかり求めていらっしゃる。 ここにあなたの重大なる誤謬が存在していたわけだ。 なぜ、あなたは頭上を見ないのです。 また、脚下を見ないのです。
私たちは、不必要なものだけが必需品である時代に生きている。
皮肉屋とは、あらゆるものの値段を知っているが、何ものの値打ちも知らない人間のことである。
弱虫は、幸福をさえおそれるものです。 綿で怪我するんです。 幸福に傷つけられる事もあるんです。
私は、ひとの恋愛談を聞く事は、あまり好きでない。 恋愛談には、かならず、どこかに言い繕いがあるからである。
遠くから見れば、大抵のものは綺麗に見える。
もっとも立派な武器はもっとも大きな悪をなす。 知恵深き人は武器に頼ることはしない。 彼は平和を尊ぶ。 彼は勝っても喜ぶことをしない。 戦勝を喜ぶことは殺人を喜ぶことを意味する。 殺人を喜ぶような人は、人生の目的に達することはできない。
私が小説を書く理由はひとつだけです。 個人的存在の尊厳をおもてに引き上げ、光をあてる事です。
人間は、しばしば希望にあざむかれるが、しかし、また、「絶望」という観念にも同様にあざむかれる事がある。