ヘルメル 「男はだな、たとえ愛するもののためといえども、名誉を犠牲にすることはできんのだ!」 ノラ 「しかし幾千万の女それをしています」
彼は私の北であり、南であり、西であり、東であった。 私の出勤日であり、日曜の休息であった。 私の正午であり、真夜中であり、 私のおしゃべりであり、私の歌であった。 あの愛が永遠に続くと思ったけれど、私は間違っていた。
深く愛していたものを憎むことはなかなかできない。 火は消し方が悪いと、まもなく、また燃え上がる。
愛する――それはお互いに見つめ合うことではなく、 いっしょに同じ方向を見つめることである。
ねえやさしい恋人よ私の惨めな運命をさすっておくれ
男の人って、一度女を愛したとなると、その女のためなら何だってしてくださるでしょ。 たった一つ、してくださらないもの、それはいつまでも愛しつづけるってことよ。
甘い恋よ!ああ、お前が翼を持っていなければいいんだが……。
恋愛――患者を結婚させるか、 あるいはこの病気を招いた環境から引き移すことによって治すことができる 一時的精神異常。
人生はチャンスだ。結婚もチャンスだ。恋愛もチャンスだと、 したり顔して教える苦労人が多いけれども、私はそうではないと思う。 私は別段、例の唯物論的弁証法に媚びるわけではないが、 少なくとも恋愛は、チャンスではないと思う。私はそれを意思だと思う。
嫉妬は恋の姉妹である。 悪魔が天使の兄弟であるように。
愛は、この世に存在する。 きっと、ある。見つからぬのは愛の表現である。その作法である。
男にとっては今日一日だけの浮気心にすぎないものに、 女はその一生を賭ける。
恋は目で見ず、心で見るのだわ。
恋わずらいの人は、ある種の病人のように自分自身が医者になる。 苦悩の原因をなした相手から癒してもらえることはないのだから、 結局は、その苦悩の中に薬を見出すのである。
誠の恋をするものは、みな一目で恋をする。
恋は罪悪ですよ。
友情は不変といってよいが色と恋が絡めば話は別になる。
恋というのは一つの芝居なんだから、筋を考えなきゃだめだよ。
この社会に存在している恋愛は、 二つの気まぐれの交換と、二つの表皮の触れあいにすぎない。
女は愛されることを求め、理解されることを求めない。