恋には経験というものはない。 なぜなら、そのときにはもう恋していないのだから。
もっとも高度な文明においても、読書はやはり最大の喜びである。一度その満足を知った者は、不幸の中でもその満足を得る。
人生は列車のようなもの。時に遅く走ることは予測のうちだが、脱線だけは困る。
自分のポケットの小銭は、他人のポケットの大金にまさる。
美しい女にはやがて飽きがくる。善良な女には決して飽きはこない。
人生は旅行であって、死はその終焉である。
48歳より前に悲観主義者になる者は物事を知りすぎ、 48歳を越えてもなお楽観主義者である者は物事を知らなすぎる
興味がなければ、何も面白くはない
青年は老人を阿呆だというが、 老人も青年を阿呆だと思っている。
浪費された時間は単なる生存にすぎない。使用された時間のみが生活である。
人生の大きな目的は知識ではなく行動にある。
人間はその本質によってではなく、本質と思われるものによって評価される。
恋が強烈でないのは恋の自然に反しており、 恋が変わりなく続くのは、強烈であるべき恋の自然に反している。
夫と妻の、どちらに離婚の責任があったのか? どちらにもあったのだ。あるいは、どちらにも無かったのである。