初恋とは少しばかりの愚かさとありあまる好奇心のことだ。
愛されなかったということは生きなかったことと同義である。
恋にとどめを刺すあらゆる手段の中で、 最も確かなのはその恋を満足させることである。
初恋の魅力は、この恋がいつかは終わるということを知らないことだ。
快楽の対象とされていないのは、愛されている女性である。
俺カミさんが病気になんかなっちゃったら俺しんじゃうわ だったら俺が病気になった方がいいわ俺が病気になった時は「俺でよかった」と思うよきっと 病気になった俺が残念じゃなくて俺が病気でよかったと思うよ家族じゃなくて よく「代われるもんなら代わりたい」って言うじゃん 「代われる時に代われよ」このやろうと思う ゴミ出しに行けよお前が、代われるんだから ウキウキするんだよ俺、ゴミ出してる時なんか「うちのお姫様たちは今寝ております」「私が全部ゴミ出ししますよ」と(思いながらゴミ出ししてる)
男と交際しない女は次第に色褪せる。女と交際しない男は次第に阿呆になる。
恋愛の誕生はあらゆる誕生と同じく「自然」の作品である。 愛の技術が介入するのはその後のことである。
人はある恋を隠すこともできなければ、ない恋をよそおうこともできない。
甘い恋よ!ああ、お前が翼を持っていなければいいんだが……。
恋は決闘です。もし右をみたり左をみたりしたら敗北です。
恋は小鳥のように小枝に止まり、歌を聞かせて人をうっとりさせる。 そして、恋が、飛び立つ翼を持っていることを忘れさせる。
恋は肉体を欲し、友情は心を欲する。
われわれを恋愛から救うのは理性よりも多忙である。
若き日の恋なんてな、 老いたる男が老妻に抱く愛に比べたらまるで軽薄じゃよ。
初恋は純の醇(じゅん)なるものだ。 それきりで終わる人は誰よりも幸福な人だ。
安定は恋を殺し、不安は恋をかきたてる。
恋愛は常に不意打ちの形をとる。
全ての偉大な恋愛のうちには母性愛がある。 真の女らしい女たちが男の力を愛するのは、男の弱さを知っているからである。
恋愛の十分の九は愛する側にあって、 その十分の一が愛されている対象の側にある。