恋は肉体を欲し、友情は心を欲する。
若き日の恋なんてな、 老いたる男が老妻に抱く愛に比べたらまるで軽薄じゃよ。
安定は恋を殺し、不安は恋をかきたてる。
全ての偉大な恋愛のうちには母性愛がある。 真の女らしい女たちが男の力を愛するのは、男の弱さを知っているからである。
恋愛の十分の九は愛する側にあって、 その十分の一が愛されている対象の側にある。
人はしばしば恋に欺かれ、恋に傷つき、不幸にもなる。 それでも人に恋するのだ。
恋は結婚より楽しい。 それは小説が歴史より面白いのと同様である。
恋のことなら、どんなにロマンチックでもいいんです。
一つのまなざし、一度の握手、 いくぶん脈のありそうな返事などによってたちまち元気付くのが 恋をしている男女なのだ。
短い不在は恋を活気づけるが、長い不在は恋を滅ぼす。
尊敬ということがなければ、真の恋愛は成立しない。
恋する男と女が一緒にいて、少しも退屈しないのは、 いつも自分たちの事だけを話題にしているからだ。