世論は、愚行・弱点・偏見・悪感情・正義感・頑固・新聞の宣伝から成り立っている。
事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。
恋愛はただ性欲の詩的表現をうけたものである。
たとえ人の生命を奪っても、財布に手をかけてはならぬ。 人は父親の殺されたのは忘れても、財産の失われたことは忘れないからだ。
孤独は山になく、街にある。 一人の人間にあるのではなく、大勢の人間の”間”にある。
私達は竹馬に乗っても何もならない。 なぜなら、竹馬に乗ってもやはり自分の足で歩かなければならないからである。 そして、世界で一番高い玉座に上っても、 やはり自分の尻の上に座っていることに変わりはない。
目を閉じよ。そしたらお前は見えるだろう。
分別を忘れないような恋は、そもそも恋ではない。
人生は己を探す旅である。
光の街があるなどということは嘘だ。 世界が一つのかがり火になるなどということはない。 すべての人が自分の火を持ってるだけ、 孤独な自分の火を持っているにすぎない。
一番だまし易い人間は、すなわち、自分自身である。
鳥の血に悲しめど、魚の血に悲しまず。声あるものは幸いなり。
A「あなたが一番影響を受けた本はなんですか」 B「銀行の預金通帳だよ」
かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう
人間元来一人で生まれて一人で死んでいくのである。 大勢の中に混じっていたからって孤独になるのは、わかりきったことだ。
もっとも偉大な人々は、人に知られることなく死んでいった。 人々が知るブッダやキリストは、第二流の英雄なのだ。
恋は罪悪ですよ。
貧乏には、楽しいことが沢山あるに違いない。 でなければ、こんなに沢山の人が貧乏であるわけがない
人みな我が飢を知りて人の飢を知らず。
幸福の話をこれほどまでに聞かされていなかったら、 人間はもっと幸福だったろう。