人生を越えた何かがあるとき、人生は美しくなる。
男の顔は履歴書、女の顔は請求書だ。
人間は、 自分が他人より劣っているのは能力のためでなく、 運のせいだと思いたがるものだ。
近頃の若い者云々という中年以上の発言は、 おおむね青春に対する嫉妬の裏返しの表現である。
月日は百代の過客にして行かふ年も又旅人也。
人はおおむね自分で思うほどには幸福でも不幸でもない。 肝心なのは望んだり生きたりすることに飽きないことだ。
人は生きねばならぬ。 生きるためには戦わねばならぬ。 名は揚げねばならぬ。金はもうけねばならぬ。 命がけの勝負はしなければならぬ。
真実の文字は、「人間はこんなに不完全だ」からくる闘争を明らかにする。 われわれ人間は、悪事のできない天使でもないし、 高価な大望を抱くことのできない動物でもない。人間の闘争は続く。
恋の病を癒す薬はいくつもある。しかしそれに間違いなく効く薬というものはない。
他人のために暮らすのはもうたくさんだ。 せめてこのわずかな余生をみずからのために生きようではないか。
真実のない生というのはあり得ない。 真実とはたぶん、生そのもののことだろう。
「時」の歩みは三重である。 未来はためらいつつ近づき、 現在は矢のように速く飛び去り、 過去は永久に静かに立っている。
流れ進むのはわれわれであって、時ではない。
自分の人生を肩代わりしてくれる人なんかいないから、 懸命に自分でその辛い状況を乗り越えようとする。 それを繰り返す事が、その人の人生を間違いなく豊かにしている。
酒を飲め。こう悲しみの多い人生は眠るか酔うかしてすごしたほうがよかろう。
人生は退屈すれば長く、充実すれば短い。
女はみんな結婚するほうがいい、 男は一人も結婚しない方がいい。
我々は矛盾だけで生きている。 そして矛盾ゆえに人生は悲劇であり、勝利も勝利の望みもない永久の闘争である。 人生は矛盾なのである。
まことに人生はままならなもので、 生きている人間は多かれ少なかれ喜劇的である。
我々の人生は我々の後にも前にも、側にもなく、我々の中にある。