人生で一番楽しい瞬間は、誰にも分からない二人だけの言葉で、 誰にも分からない二人だけの秘密や楽しみを、ともに語り合っている時である。
もし本当に死の精髄を見たければ、 生の実体に向けて心をいっぱいに開きなさい。 なぜなら、川と海が一体であるように、生と死は一体だからである。
私は神に会う覚悟はできている。 私と会見するという厳しい試練への準備が神の側でできているかどうかは別問題だが。
愛せよ。人生においてよいものはそれのみである。
生きている兵士のほうが、死んだ皇帝よりずっと価値がある。
生きたいと思わねばならない。 そして死ぬことを知らねばならない。
そなたのために、たとえ世界を失うことがあっても、 世界のためにそなたを失いたくない。
私は生きているときに、死以外のあらゆるものに対して備えをしていた。 今、私は死なねばならぬ。そして、まだなんの備えもない。
恋愛は永遠である。それが続いているかぎりは。
未だかつて、自分は本当に幸福だと感じた人間は一人もいなかった。 ――もしそんなのがいたら、多分酔っぱらってでもいたのだろう。
我々は他人が幸福でないのを当たり前だと考え、 自分自身が幸福でないことにはいつも納得がいかない。
人生の小さな不幸せは、 我々が大きな不幸を乗り越えていくのを助けてくれる。
僕が死を考えるのは、死ぬためじゃない。生きるためなんだ。
金こそは――取るに足らぬ人物を第一級の地位に導いてくれる唯一の道である。
金を持たずに済ますことにも、金を儲けるのと同じくらいの苦労と価値がある。