女は計算が大好きだ。 自分の年齢を二で割り、自分のドレスの値段を倍にし、 夫の給料を三倍に言い、一番の女友達の年齢にいつも五を足すのである。
女は自分の美点のために愛されることにときとして同意するが、 常に好むのは、自分の欠点のために愛してくれる人のほうだ。
恋の力は、身をもって恋を経験する時でなければわからない。
宇宙をただ一人の者に縮め、ただ一人の者を神にまで広げること。 それが恋愛である
なぜ美人はいつもつまらぬ男と結婚するのだろう。 賢い男は美人と結婚しないからだ。
ロマンを求める人間にとって、 恋はその人生の一番大切な位置を占め、 全てに優先される。
愛情と欲情が溶け合ったときには、 恋愛はほとんど友情に近い穏やかさをおびる。
恋愛の市場株価に、安定株は無い。
女と車の運転は似ている。いずれは衝突する。
男というものは、女房が小難しいことを喋っているときより、 自分の食卓にうまい料理があるときのほうがもっと嬉しいものである。
お前がいつか出会う災いは、 おまえがおろそかにしたある時間の報いだ。
雨は一人だけに降り注ぐわけではない。
私自身の一部分は恐怖と困惑ともって死をながめ、 他の一部分はまず好奇心から、 とりわけ美と愛が充実して現われるのをみたいとの渇望から、 死を望んでいる。