一杯の茶のためには、世界など滅んでもいい。

生き物は全て孤独である。 そして人間は自らが孤独であることを最も良く知る者である。

人生の落後者の多くは、あきらめた時に自分がどれだけ成功に近づいていたかに気づかなかった人たちだ。

恋は目で見ず、心で見るのだわ。

人生は落丁の多い書物に似ている。一部を成すとは称しがたい。しかし、とにかく一部を成している。

世界で最も哀れな人とは、目は見えてもビジョンのない人だ。

亡くなった人を悼しむのは愚かだしまちがったことである。それよりもそのような人が生きていたことを神に感謝すべきだ。

わたしの人生をわたしはコーヒースプーンで測ってきた。

世の中には勝利よりも勝ち誇るに値する敗北がある

過去をより遠くまで振り返ることが出来れば、未来をより遠くまで見渡せるだろう

天が私にあと十年の時を、いや五年の命を与えてくれるのなら、 本当の絵描きになってみせるものを。

一足跳びに山の頂上にあがるのも、 一歩一歩としっかりと登ってゆくのも、結局は同じこと。 むしろ一歩ずつ登るほうが途中の草木や風物を見ることができるし、 一歩一歩を慥（たし）かめてきたという自信をつかむことができる。

人生は苦痛であり恐怖である。だから人間は不幸なのだ。 だが今では人間は人生を愛している。それは苦痛と恐怖を愛するからだ

過去も未来も現在も、いつか全てが懐かしい。

樫だけが樹ではない。バラだけが花ではない。 多くのつつましい冨が私たちのこの世を豊かにしているのだ。

軽薄な人間は運勢を信じ、強者は因果関係を信じる

男にとって愛は生活の一部だが、女にとって愛はその全部である。

普通の人々より英雄が勇敢なわけではない。ただ彼は５分間長く勇敢だっただけだ。

もし人間の精神が理解できるほど単純なのであれば、人間はあまりに単純なためにそれを理解できないだろう。

人生とは今日一日のことである