金のために結婚するものは悪い人間であり、恋のために結婚するのは愚かな人間である。
大文字ばかりで印刷された書物は読みにくい。 日曜日ばかりの人生もそれと同じだ。
愛されないのは悲しい。しかし、愛することができないというのはもっと悲しい。
人の一生は曲がり角だらけだ。
死ぬことはなんでもないが、 この世と別れるのが僕には辛い。
不滅とは未来のない観念である
過去を否定してはいけない。 過去を否定することは自分を否定することになる。
なんとかなるのが世の中よ。
登山の目標は山頂と決まっている。 しかし、人生の面白さはその山頂にはなく、かえって逆境の、山の中腹にある。
多くは覚悟でなく愚鈍と慣れでこれに耐える
完全な自由というものは、 生きていても生きていなくてもまったく同じになったとき、はじめて得られるものなんです。
この世の生活の幸福を求める私たちの計画はすべて幻想なのである。
なんと速やかに我々はこの地上を過ぎて行くことだろう。 人生の最初の四分の一はその使い道もわからないうちに過ぎ去り、 最後の四分の一はまたその楽しさを味わえなくなってから過ぎて行く。 しかもその間の期間の四分の三は、 睡眠、労働、苦痛、束縛、あらゆる種類の苦しみによって費やされる。 人生は短い。
人はつねに自分の幸福を望むものだが、 つねに幸福を見分けることが出来るわけではない。
人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。
私達はいわば二回この世に生まれる。 一回目は存在するために、二回目は生きるために。
人間には幸福のほかに、 それとまったく同じだけの不幸がつねに必要である。
最も賢い処世術は社会的因襲を軽蔑しながら、 しかも社会的因襲と矛盾せぬ生活をすることである。
人生はほんの一瞬のことに過ぎない。 死もまたほんの一瞬である。
富を軽蔑する人間をあまり信ずるな。 富を得ることに絶望した人間が富を軽蔑するのだ。 こういう人間がたまたま富を得ると、一番始末が悪い人間になる。