ある年齢以後になると友人を選ぶよりは、 友人に選ばれる場合の方が多い。
時は友情を強めるが、恋愛を弱める。
友情は永続的なものの感情を与え、恋愛は永遠的なものの感情を与える。 しかし、両者とも後に残るのものはエゴイズムだけである。
友情と恋愛は一つの根から生えた二本の植物である。 ただ後者は花をすこしばかり多くもっているにすぎない。
友情と恋愛とは人生の幸福を生み出す。 ちょうど二つの唇が、魂を有頂天にするキスを生みだすように。
友情が恋愛になるときには、二つの川のように混ざりあり、 有名なほうが他方の名を吸収する。
友人に不信をいだくことは、 友人にあざむかれるよりもっと恥ずべきことだ。
恋愛は恋愛によって始まる。 従っていかに強い友情からも弱い恋にしか移行できない。
恋は肉体を欲し、友情は心を欲する。
友人が成功するたびに、私は少しずつ死んでゆく。
困難な情勢になってはじめて誰が敵か、 誰が味方顔をしていたか、そして誰が本当の味方だったかわかるものだ。
友人の果たすべき役割は、間違っているときにも味方すること。 正しいときにはだれだって味方になってくれる。
友情とは名ばかりのものだ。 私はどんな人間も愛さない。兄弟すら愛さない。 兄のジョセフだけは少し愛している。 ただし、それも習慣上からである。
友情は多くは見せかけであり、恋は多くの愚かさにすぎない。
金は借りてもならず、貸してもならない。 貸せば金を失うし、友も失う。 借りれば倹約が馬鹿らしくなる。
誰の友にもなろうとする人間は、誰の友人でもない。
山から遠ざかればますますその本当の姿を見ることができる。 友人にしてもこれと同じである。
女の欠点を知ろうと思ったら、彼女の女友達の前で彼女を誉めてみることだ。
戦争やってる遠くの国のことよりも友達の方が大切だと思うけどなぁ。
時間は友情を強めるが、恋愛を弱める。